映画鑑賞
久しぶりに映画を見た。
見た映画は
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 [DVD]
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10段階でつけると
- 幸せのちから:7
- 武士の一分:7
- パプリカ:8
- (攻殻 GHOST IN THE SHELL:9)
というところかな。少し辛めかもしれないけどはずれはなかった。*1
幸せのちから、武士の一分はどちらも佳作という感じ。
この二つについて一言ずつ書くと、
幸せのちからについては、主人公のクリスの行動に少し違和感を感じ感情移入がしにくい場面もあったが
ビューティフルライフで感じたような親の心を感じることもできた。
武士の一分は見ているほうも、ほぼ完全に予測できるような予定通りといえるストーリー。
だからこそ感情移入もしやすいかもしれない。
木村拓哉がやはりキャラが強く、そのため浮いてるように感じる人もいるだろうが良いといえるレベル。
少しスマスマの小芝居に見えてしまうところがあるのが残念っちゃ残念。
多くの人に見てもらう映画、普通のサラリーマンやらをターゲットにしてそうな映画。
下二つのアニメについては、パプリカは初見。
パプリカの感想は一言で言うと、「気持ちよく見れた。」
パプリカは見ようと思っていて見ていなかった。
見ようと思ったきっかけはこれ。
ニューアルバムをリリースする度に、収録曲の中から一曲又はアウトテイク数曲を無料配信している。
wikipedia 平沢進 より
いいな、こういう行動と思って音楽を聴いてみて、なかなか印象深い音楽でパプリカ自体にも興味を引かれたという次第。*2
内容に関しては、原作を見事に、その独特の世界観をもって作り出してはいるものの
少し冷静になって見ると今までにも似たような話の展開のものはあった。*3
つまりこの世の線引き。
夢と現実、実と虚。
ただその描き方は心地よかった。
リアルのような現実と、夢のような夢。
実写でなく、これらを実写さながらにアニメで描くというのはいい。
そしてラストもきれいにしめていた。
映画を見るということでパプリカを見ている人を
ありふれた日常風景*4を描くことで覚めた夢を
そしてまた夢を見るということを・・・
などなど、いろんなものを絡めてひとつの行動に描いてはいるものの
最後にはすっきりとした印象で終えれた。
そのため感想は「気持ちよく見れた。」
攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELLは古いし何度も見てはいるものの
先日、GHOST IN THE SHELLのアニメコミックスとやらを古本で見つけて買ってしまったので
再度みたいなと思い、見てみた。
一言で言えば、難解に考える必要のないことを難解に考えてるだけの話。
テーマは、人が人足りえなくなったときに何を持って人たらしめるのか、というようなもの。
けど見直せば、その時その時にしか見つからないものが見つかる。
そしていつでも95年にアニメでこれだけのものを描いていたんだな、と素直に感心できる。
海外では高い評価を受け、多くの人に影響を与えているというのも
今はずいぶん知られるようになったことだが、それもうなずけると思う。
まぁつまらん映画と言ってしまえば、つまらん映画になる映画でもある。
なんせ40秒ぐらいで
人間が人間であるための部品が決して少なくないように、自分が自分であるためには驚くほど多くのものが必要なの。
他人を隔てるための顔、それと意識しない声、目覚めのときに見つめる手、幼かったころの記憶、未来の予感・・・
それだけじゃないわ。私の電脳がアクセスできる膨大な情報やネットの広がり。
それら全てが私の一部であり、私という意識そのものを産み出し・・・そして同時に私をある限界に制約し続ける。
なんて台詞をまくしたてたりもする。*5
自己の持つものが広がりを与えると同時に制約を課する・・・
制約条件か、永遠の課題だな。
なんて考える自分を違う角度から見て、あーこいつには別の色んな課題があるな、なんて思ったりもできる映画。
私だけかもしれないが。
初めて見た後に士郎正宗の原作を読んで、その世界の奥深さに驚いた。
はっきり言ってすらすら読めるような漫画じゃない。
しっかり予備知識を得て読もうと思ったら一月ぐらいかかる。
まぁ理解のレベルをどう設定するかによるが。
まぁ一番驚くのは、昔によくこれだけのことを考えて、世界を構築したな、と。*6
今まで生きてきて考えたこと、感じたこと
これから生きていって考えること、感じたこと
なんて微小なんだろう。
あー、にしても映画を見始めると、また別の色んな映画をいっぱい見たくなってしまうな。