ヒストリエ 4巻
- 作者: 岩明均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/23
- メディア: コミック
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やっと出ました。
これと一緒にバガボンド26巻も買ったけど、コメントするならこっちだな。
「ヒストリエ」はエウメネスなる者の話。
私はマケドニアの歴史などの知識がまったくないので、とても楽しめている。
エウメネスで検索すると
エウメネスと「ヒストリエ」の世界
なんていうのも出てきて読みたくなるんだけど、今も読まないで我慢している。
できれば漫画を読んでから読みたいんだけど大きな懸念が。
3巻が2005/11/22に出て、この4巻は2007/7/23。
ペースが遅い。
なんか遅い理由もあるみたいだけど、ここまで遅いのはちょっとね。
けど内容は面白い。
内容についてはネタバレしたくないので、ふれないでおきたい。
この人の漫画はやっぱり面白いなぁ。
この人の漫画は何か表現し難い面白さがある。
絶妙な表情の描写など、漫画ならではの表現ができている。
小説を何度も読む、というのはあまりしたことがないのだが、漫画は何度でも読む。
何十回と読むようなものも多くある。
セリフも覚えてしまうぐらいに。
けれども毎回何か、今まで見つからなかったものが見つかる。
どんな漫画でもというわけではないが、何十回も読むような漫画はそういうものが多い。
漫画と小説を比べて、漫画を低俗なものとする考え方は一般的だと思う。
一方で漫画は決して低俗なものではない、とする考え方もわりかし聞くようになってきた考え方だ。
どちらかというと私は昔から後者だ。
漫画大好きだし。
漫画が小説に比べて優れているところを挙げるとすれば情報量の多さだと思う。
漫画はゆっくり読もうと思えば物凄くゆっくり読める。
小説の比ではない。
もちろん小説もゆっくりは読めるが字と画の情報量では圧倒的に画が勝つ。
小説にしても漫画にしても、自分の中に全てを汲みきることはできないが
描かれているものからどれだけ汲み上げることができるか。
それだけだ。
漫画が数世紀後、どのような地位を確立しているかはわからないが
淘汰はされるだろうが、なくなっていることは絶対にないと思う。