会話

会話、といっても友達との会話ではなく仕事などにおける会話についてである。
私の場合だと先生方との会話や研究者の会話がこれにあたる。

今日、ずっと進めていなかった研究について見てくれている先生と話をした。
昨日の夜に既往研究のレビューをして、課題や今後の方向性・アプローチ方法を考えて
今日時間を取ってもらい少し聞いてもらった。

あまり今まで教授や准教授と研究について話すことはなかったのだが
こういったアカデミックなことについて話しあうときに問題となるのが
話をする人と人に、知識量や理解力に差があることだ。

  1. 理解ができる
  2. なんとなく理解できる
  3. わからない

と三つぐらい感じたのだが、3については素直に聞けばよい。
けれども2となると、なんとなく抽象的に理解はできるのだが
知識による具体的理解がしずらい。


抽象的理解は悪くはないと思う。
しかし一回の話の中で、抽象的理解の数が増えると把握しきれなくなる。
今日も話している中で抽象的理解はしているのだが、具体的理解におろしてこれず
そういったものがいくつかあった。


話を聞いているときの抽象的理解レベルを10とすれば、
いくつか抽象的理解をし、話終わった後にもう一度考えるときには
各理解レベルの平均が7ぐらいまで下がっている感覚がある。
こうなると抽象レベルを10になかなか戻しづらい。
相手との会話によって10に達したわけであり、自分の頭にあることだけで10に達したわけではないのだ。*1


単に理解した気になっていただけ、というのもあるんだろうが
理解レベルが下がるにせよ、理解した気になっていただけにせよ
上にあげた2のような理解をうまくものにする必要を感じた。


方法として考えられるのは大きく二つあり

  • *2全て上記の1にする
  • それ以外

である。
前者のような態度を取るときもある。
わからなかったら、ひたすらわからないと聞きつづけて理解するまでは時間をかけまくる。
けれど相手側の都合もあり、いつもこういう態度がとれるわけでもなく
聞いて理解するばかりではなくて、聞いて自分の頭の中で考えて*3理解することもまた必要だ。

なので後者のそれ以外の方法も身につける必要があるな、と感じた。
一番ポピュラーなのがメモを取ったりすることなんだろうけれど
抽象的理解はなかなかメモにしずらい。
テキスト化しずらいし、図にもしずらい。
どちらかというと図の方がしやすいような気もするが。

上記の*1で相手との会話を一言一句覚えていれば、という例をを挙げたが
これは相手との会話を録音することで可能にはなる。
しかし会話を録音されることを嫌がる人もいるだろうから
違う方法も持っておくべきだろう。



上記の2のような理解が今後も出てくると思うので
これをどのようにうまく扱えばいいのか、考えていきたい。

*1:相手との会話を一言一句記憶できるほどの記憶力があれば、頭で再生しなおせば10に戻れるのだろうが。

*2:話している間に

*3:数時間、数日