マニュアルが嫌いな奴は嫌いだ

Say::So?

ライフハックを知りたがる奴は嫌いだ。

ライフハックは自分で作るものだ、人に教えてもらうものじゃない。

と初っ端から述べているけどライフハックの定義を考えると
自分で全て作るには人生は短すぎるし、全て作って生きている人なんかいない。

b_say_soさんがライフハックというものをどういう風に捉えているかはわからないが
局所的に、特にマニュアルとしてしか捉えていない気がする。
そしてライフハックをマニュアルとしてしか捉えてなくても
それを毛嫌いするのは、ステーキを食いながらテレビで屠殺している映像を見て
「なんてかわいそうなことを」と言っているような気がする。

ライフハックとは広義で言えば、生き方全般。
狭義で言えば、何かのコツ・方法・手順。

けれど広義でも狭義でもどちらも人に教えてもらわないで生きている人なんていない。
人に教えてもらう、というのもまた広義・狭義で話せてしまうがそれはよそう。


なんにせよ、人に教えてもらうことは必要なのだ。
世界にたった一人じゃなくて他人がいるんだから。
今まで何億という人が同じ世界で生きてきて死んできたんだから。


人が生み出したシステムで最も素晴らしく
他の生物に類を見ないほど最適化されつづけているものは分業だろう。
分業をしていなければ人はこれほど豊かになってはいないし、賢くもなってはいない。*1
学問も分業されたからこそココまで成長した。
  すこし話は逸れてしまうが、学問とはある特定の対象を体系化し
  コモディティなものにパッケージすることだと思う。
  そしてそれはマニュアルそのものである。
  こんなことをいうと学問はマニュアルじゃない、と言うかも知れないが
  アインシュタインやらの考えていることは一般人にでも分かるレベルにおろしてくる。
  つまり理解のマニュアル的な物がないとわからないだろう。
  彼らにすればおそらく言葉という次元におろすこと自体がマニュアル作成に近いのだが。

そしてライフハックとは何らかの対象に対してのシステム解釈、システム構築の分業しているんじゃないかと思う。
システム解釈の分業とは、小学生が発売してすぐのゲームの話をしあうのに似ている。*2
システム構築の分業は、またゲームの話で例えるとイイ経験値の稼ぎ方とかうまいコンボの繋げ方になりそう。

けれどこのシステム解釈・構築の分業はネットワークがないとできない。
先ほどのゲームの話をするにもゲームをしている人がいないとできないのだ。
で、今という時代はネットワークが整ってきた。
そういう時期にきたからこそライフハック的なものも盛んになっているのではないかと思う。*3


日本人はシステムというものに対して疎いと感じている。
けれどシステムの構築・解釈まで分業可能になってきている時代で
それを拒んで自分の頭の中で考えているだけでは
産業革命し遅れた国々のように植民地支配されるのではないだろうか。


とまぁ大げさになってしまったが、最後にライフハックを拒むのを良しと思う場合がある。
それは自分がただ、ただ楽しみたい時だ。
つまりライフハックの対象が自分の娯楽分野であるときと
自分の楽しみが他の追随を許さないほど特化されている場合だ。

けれども、拒んでも良いと思う場合でさえ拒んでいるよりも受け入れた方が楽しいし、広がりがあるんじゃないかと思う。


ただし、当たり前すぎるのだがマニュアルを読むだけでなく
読んで行動する、または自分でマニュアルを発信していくことをしない人は
マニュアルを読む必要さえない。


いつも思いつくまま文を書くんだけど、収拾がついてないなぁ・・・。

*1:豊か・賢いの捉え方はまぁ突っ込みどころ満載だけど一般的なものとして

*2:私の時代は、で今はネットやら見てしまうのかな?

*3:古くから○○ハックとは言わないでもあったにせよ