院生補填計画

5号館のつぶやき
大学は、なぜ大学院生を増やしたいのか

今は、学生定員より少ない状態にしておくと文科省から叱られて、予算が減らされるらしく(確認していません)、ひいては教員を減らさざるを得なくなるようなので、ほとんどの先生は学生を減らすという提案には賛成してくれません。
 確かに、大学院生を増やすことで、大学の予算が増えたり、団塊ジュニアの時代に一時的に殖えた教員定員を減らさなくても済んだという「取り引き」はあったようですが、現実には予算はほとんど増えなかったですし、その後どんどん減っているのが実態です(教員も減っています)。ですから、ここで学生を減らすともっと予算が削減されることを恐れているというのが大学側の本音のような気がします。

これについては私も大学の先生*1から直に話を聞きました。実際にお叱り?のようなものがくるみたい。それがどんなに有名且つ大きな大学でも。まぁ大きな大学になると、ほんとに細々とやっている研究室と大人気の研究室の差が激しいしね・・・。


大学院生の数が研究室から上がる研究業績に比例し、ひいては獲得できる研究費に反映するということになってきましたので、大学院生の獲得にはますます拍車がかかったというのが実態

これもそのとおりでやっぱり大学院生は研究室の研究を行う。*2そして研究は指導してもらう教員の意図する方向に進むようになっている。私はあまりそうなっていないかもしれないので面倒だと思われているかもしれないが、まぁそこは自分で考える機会を多くもらってるとも取れるわけでその機会を生かしたい。

*1:違う研究室の先生と世間話しているときに

*2:まぁ自分でその研究室を選び、大学院に入ったのだから当たり前といわれればそうなのかもしれないが、少しおかしい